講師プロフィール

ご挨拶

まだ、ヨーロッパへの直行便もなかった35年前、
私はドイツで勉強したい一心で、熱い思いをいだきながら一人飛行機に乗っていました。
ピアノとは程遠い世界にいた私の幼少期は、常に空想の世界で楽しく遊ぶ、ちょっと変わった子供でした。
その私が、ある先生との出会いによってピアノに目覚め、ここから私の音楽の旅は始まります。

ドイツでは、日常生活に音楽が溶け込んでいました。そしてお稽古事としての特別なピアノではなく、自分自身の生活を豊かにする為の音楽の楽しみ方をしていました。家族が集まれば、歌を歌い、縦笛を吹き、1本指でピアノを弾き、あっという間に音楽で満たされた時間になりました。そんな音楽との関わり方は、今も私の理想とする姿です。

帰国後、結婚、出産、子育て、介護と、気がつけば振り返る間もなく駆け抜けてきた35年です。
移り変わる環境の中で、それでも35年変わらず思い続けた事。
それは、音楽は楽しいという事。
そして、生活と共にある音楽、一生自分と共に寄り添える音楽。
そんな思いをいだきながら日々レッスンに向き合っています。
ピアノによって得た喜びの大きさを、一人でも多くの方に伝えることが出来たら幸いです。

柳田ひとみ 

 

経歴

1991年 ドイツ国立カールスルーエ音楽大学大学院ピアノ科卒業。

第5回「埼玉県新人演奏会」出演、東京、神奈川にてピアノコンチェルト協演。

オーストリアにてセルジョイ・ドレンスキー、マルタ・ゾジンスカのマイスターコースに参加、ディプロマ取得。

1991年3月、サントリーホールにて帰国リサイタル開催。

グレンツェンピアノ指導者賞

現在、柳田ピアノ教室主宰。合唱団ピアニスト及び後進の指導に当たる。
2022年よりピアノ指導者の為に「新発想!の導入期指導法講座」を開催。教本や固定概念にとらわれず、『楽しみながら、遊びながら入会2年でブルグミュラーをアナリーゼして音楽的に弾けるためのレッスン方法』は多くの先生から好評をいただいている。